脊柱管狭窄症の座り方

あぐら

「あぐら」は背筋をどんなにまっすぐしようとしても腰が丸まってくるので避けた方がいいです。どうしてもしなくてはいけない状況であれば、お尻の下に座布団を2つに折って高くしたところに座り、腰を伸ばして、膝が股関節の高さと同じか低くなるようにしてください。

そうすることで腰が真っすぐになります。ただこの姿勢にしても30分位であればいいのですが、それ以上になりますと背もたれがないと筋肉が疲労してきて姿勢が崩れて背中が丸くなってきますので姿勢を変えた方がいいです。

壁に寄りかかって、足を投げ出した座り方

これも良くありません

腰が丸まり、ひざが伸び切ってしまうので、お尻から腿の後ろを通る坐骨神経や筋肉も伸び切ってしまうので長くしてると痛くなる可能性が高くなります。坐骨神経の痛みを出させるテストでお客様が上向きでひざを伸ばしたまま足首を直角近くまで上げていきます。寄りかかって足を伸ばしてるのが両足、寝てやるか座ってやるか、どちらにしてもひざが伸びてると神経も伸ばされるので痛みやしびれを誘発することになります。

正座

背筋を伸ばしての正座であればいいと思います。ただ時間がたち、疲労が出てくると背中が丸くなって姿勢が崩れてくるので長時間は避けた方がいいです。もちろんひざが痛い場合も避けてください。正座を横に崩した「横座り」という座り方も腰が丸まるだけでなく左右に大きく湾曲するので避けた方がいいと思います。

ソファー

背もたれが倒れすぎているタイプのものはあまりよくありません。できれば、直角か少しだけ後ろに倒れているのであれ場いいと思います。それと座面はふかふかと柔らかい物や沈み込んでしまうものも避けてください。一般的にソファーは脊柱管狭窄症の方にとって痛みが出やすいかもしれません。ご自分でソファーに10分も座ってると痛くなるのであればそのソファーは、あっていないかもしれません。

椅子

畳の生活というのは、すべり症の方にとって良い生活習慣とはいえません。もし可能であれば、椅子の生活に変えていくようにした方が痛みは軽減して生活しやすくなると思います。

まず深めに骨盤を立てて椅子に座ります。あごを引いて首が前に出ないように頭は首の真上に乗っかっているイメージで背もたれも使い疲れにくいように座ってください。もう一つ大事なことが背筋が伸びてる時に痛いかどうかです。もし痛ければ、少し前かがみに座ると楽だと思います。でも、いくらいい座り方でも決して長く座らないでください。1時間も同じ状態でいたら筋肉が疲労して姿勢は崩れてきます。筋肉はカチカチに緊張して硬くなり痛みが出てくることもあります。では、どのくらいがいいのか?30分です。ちょっと短いと思うかもしれませんが、理想は30分に1回は立ち上がり少しでもいいから、軽く歩いたり動いていただくといいと思います。

その他に、脊柱管狭窄症の人が特に気を付けなくてはいけないのが、美容院で長く座ってる事。そしてそのあと後ろに倒して寝るようにして髪を洗ってもらうと痛みが出やすくなるので痛みが出てる時は美容院に行くのは避けた方がいいでしょう。

春日部【坐骨神経痛専門】25年の実績 戸田整体院